最近痩せにくくなった気がします。運動も、食べる量も若い頃とあまり変わらないハズなのに…なぜでしょうか?

加齢が理由でいくつかの原因が考えられます。一緒にチェックして対策をしてみましょう!

適度な運動もしているし、食べ過ぎなんてもってのほか!
…なのに、なんだか全然痩せていない気がしていませんか?
日頃いろんなことに気を配って努力しているのに、結果が思うようについてこないのはとてももどかしいですよね。

実はその痩せにくさ、見えにくいところに原因が隠れているかもしれません。

今回は中高年が痩せにくくなってしまう原因と、その対策についてお話ししていきます。生活の中でちょっとしたことを意識するだけで変化を得られるかもしれません。

中高年が痩せにくい原因は「基礎代謝」にアリ!

基礎代謝とは、呼吸、体温を保つ…など、生きるための身体の働きに必要なエネルギーのことです。

加齢により筋肉量が低下すると同時に、基礎代謝が下がっていきます。10代後半から低下していき、40代を境に50〜60代で急落します。

代謝が下がれば、消費するエネルギーも下がります。つまり、食事などで摂取するエネルギーが消費するエネルギーが無意識のうちに上回ってしまうのです。若い頃から運動量が変わらないという人でも、年齢とともに太る人が多いのはこのためと言えるでしょう。
若いころと同じように食べて飲んで…としていては、太ってしまうのは仕方のない現象なのです。

食事量が増えているわけでもないのに痩せにくいのはこういった原因があったからなんですね。では、どうやって対策したらいいのでしょうか?

実は、ちょっとした工夫や見直しで簡単に対策ができるんです!早速見ていきましょう!

↓中高年と筋肉の関係についてはこちら!↓

中高年の痩せにくい悩みに3つの対策!

代謝が下がることで、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回り、若い時の生活習慣のままでは知らずのうちに太ってしまっていることがわかりました。

では、この流れにどう対策したらいいのでしょうか?
少し意識を帰るだけで行える、 痩せにくくなってしまった体への対策を3つご紹介します!

痩せにくい体への対策1 : 体の酸化を防ぐ食品を摂る

私たちは、体内で糖質や脂質に酸素を反応させてエネルギーを作りだしています。同時に、酸素を吸うと活性酸素も発生します。これが細胞に入り込むと、タンパク質や脂質が酸化します。

酸化はシミなど美容的な問題に加え、運動能力の低下にも影響を与えます。運動不足になっては、体型改善には当然悪影響ですよね。

一方、活性酸素を毒性の低い物質に変え、消してくれる消化酵素が体内にはあります。この酵素は40代からは減ってきてしまうため、

  • 消去酵素の減りを抑えること
  • 減った消化酵素を補うこと

これらを食事で補いましょう!一例をご紹介します。

痩せにくい体への対策2 : 腸内環境を整える

腸内環境を整えると、消化が負担なく行われるようになるため代謝を上げることにもつながります。

ではどうすれば?というところですが、ずばり発酵食品を積極的に摂りましょう!

発酵食品は腸内細菌を育てます。善玉菌・悪玉菌・日和見菌という3種類の菌が存在するのが腸内細菌です。健康な人で善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7の割合で存在しています。

日和見菌とは様子をみて変化する菌で、善玉菌が優勢なら善玉菌の役割を、悪玉菌が優勢なら悪玉菌の役割をします。

通常は優勢な善玉菌ですが、添加物などが多い食生活は悪玉菌を増やす原因となります。そうなると悪玉菌とそちらを味方する日和菌が優勢となり、腸内環境が悪化してしまうのです。

また、脂質は悪玉菌のエサになります。脂質の多い食生活は見直すようにしましょう。

痩せにくい体への対策3 : よく噛んで食べる!目標は1口30回

ここまで色々な食事についての対策がありました!ではここで1つチェックしてみてください。食事1口を飲み込むまでに、何回噛んでいますか?

もぐもぐもぐ…ゴクリ。15回くらいでしょうか。

今後はもっと噛んでもいいですね!実は太らない食生活において、よく噛むこと
とっても大切なことなんです!

太らない体をつくるための食生活において「よく噛むこと」は実はとても効果的です。

噛むことで指令が脳内へいき、唾液が分泌されます。唾液にはアミラーゼという消化酵素が含まれており、糖質の分解を促進してくれる効果があります

あまり噛まずに飲み込むとどうなるでしょうか?アミラーゼの量が少なく、糖質の分解を手助けする酵素が少ない状態になってしまいます。糖質が分解されないと、血糖値が急激に上がることになるのです。

この状態が続くと太りやすくなるだけでなく、膵臓が疲弊し上がった血糖値を下げられなくなり、2型糖尿病と呼ばれる高血糖状態を引き起こします。

健康でいるためにも、一口30回噛むことを意識して見ましょう!普段かなり早く飲み込んでいることがわかると思います。

また、糖が血液で脳に運ばれると、満腹中枢から満腹のサインがでます。これにかかる時間は約20分です。よく噛んで、ゆっくりと食事をすることで、食事中に満腹サインを受け取れるようになります。つまり、食べる量を抑えることができるんです。

いろんなことにメリットがある「噛む回数」。ぜひ意識して改善して見てください!

年齢を考慮した正しい習慣、正しい食事を!

いかがでしたでしょうか?簡単ですが、案外実施できていなかったポイントだったのではないでしょうか?意識的に正しい習慣をつけて、痩せにくい体とはお別れしちゃいましょう!

ルブリでは体を動かすことでの健康サポートはもちろん、今回ピックアップしたような食生活の見直しなどもお一人お一人に合わせて丁寧にサポートさせていただいています!
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https://bodymake.lubri-salon.com/exercise_and_dementia/

引用、参考:
サワイ健康推進科 「中年太りは老化現象のひとつ「酸化」「糖化」「ホルモンの変化」を抑えて太らない体に!
みんなのパーソナルトレーニング 「中年太りはこれで解決!年齢を味方につけてダイエットを成功させるコツ5選」
Yahooジャパンニュース 「代謝が落ちただけじゃなかった!中年太りする本当の理由」